Project03 自社作品をTVアニメで展開若手社員が学ぶモノづくりProject03 自社作品をTVアニメで展開若手社員が学ぶモノづくり

目標は、オンリーワンコンテンツの開発・拡大・継続。
入社3年目が見た、
モノづくりにかける思いと熱。

2016年7月にTVアニメとして放送された『ツキウタ。THE ANIMATION』。(以下、ツキアニ。) ムービックが原作となったこのコンテンツは、2012年に発表されて以来、着実にファンを広げてきました。自らがコンテンツホルダーとなり、関連グッズの企画など、本来の事業にも展開するプロジェクトは、ムービックの新たな可能性も切り拓くものになりました。TVアニメの放送前、2016年3月に部署異動でコンテンツ作りの最前線に身を置くことになった入社3年目の社員を通じて、ムービックのモノづくりの現場の思いと熱をイメージしていただきたいと思います。

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TV放送準備段階からの参加。
最初から全力疾走で駆け抜けた4カ月。

ムービックのオリジナルコンテンツ『ツキウタ。』は、2012年に発表されて以来、CDやライブイベントなどを通じて、ファンを拡大。2016年7月に、ついにTVアニメとして放送されることとなりました。ムービック初となる自社原作のTVアニメ作品ということもあり、コンテンツ事業部のメンバー全員が、時間と闘いながらプロジェクトを進めていました。そうした中の3月1日。入社3年目の今和泉が、アシスタントプロデューサーとしてコンテンツ事業部に異動してきました。その時の印象を本人に聞いてみました。「同じ会社でありながら、部署の雰囲気はちょっと違うものでした。まして、TV放送まで半年を切っている段階。いろいろな準備が佳境を迎えようとしているタイミングで、もっと良いものを作りたいという作品への熱と時間との闘いで、チーム全体がピリピリしていました。そんな中で、自分の持つ全ての力でこのチームに貢献したい、と気持ちを引き締めたのを覚えています」。今和泉は異動してすぐ、プロデューサーである事業部長をアシストする役割を担うことになりました。予算会議、制作現場との打ち合わせ、プロモーションチームとのミーティング……。そこでコンテンツづくりの全ての側面にアシスタントプロデューサーとして関わり、ひとつひとつ経験していくことになります。「細部にわたってのこだわりが最も大切な要素だと、クリエイターの方たちと真正面から向き合うことで感じました。同時に、いつのまにか自分もその“熱”に巻き込まれていました。徹底してこだわりぬいて仕上げようとするその姿勢を、なんとかサポートしたい。私も自分でできることは何でもやっていこうと、毎日気を配り、走り回っていたように思います」

ライブイベント、コンセプトショップ……。
万全の宣伝で放送を開始。

コンテンツを生み出すプロジェクトルーム、宣伝を担当するセールスプロモーションチーム、キャラクターをはじめとする関連商品を制作するプロダクトチーム、そして、著作権など権利全般をマネジメントするライツチームで構成されたコンテンツ事業部。その事業部全体が、『ツキアニ。』成功のために、一体となって進んでいきます。作品づくりに取り組む中、ファンへの番組告知と浸透を図り、アニメイトでのフェアや、期間限定のコンセプトショップを原宿にオープンさせるなどの施策も展開しました。来店されたファンの皆様のSNSでクチコミが広がり、TVアニメへの期待感も高まっていきました。「つくる側としても、ファンの皆様の期待に応えたいと、より力が入ります。放送直前まで作品のクオリティにこだわって、夜中まで映像編集作業に立ち会うこともありました。そしてそのこだわりこそ、多くの方に愛される作品に繋がるんだと、改めてコンテンツづくりに関わる方々の凄さを感じることができました。このような経験ができたことは、本当に幸せだと思います」
『ツキアニ。』はファンの皆様からも高い評価を得て、予定通り2016年9月に最終回を迎えました。現在、コンテンツ事業部は作品の更なる拡大と継続を目指して、次の企画の準備に取り組んでいます。

さらに全国的なコンテンツに
していくために、
成長曲線を加速する

TV放送の中心となった関東・東海・関西圏、BS放送やアニメイトチャンネルなどの動画配信サービスを通じて『ツキウタ。』は、さらにファン層を拡大。業界からも注目されるコンテンツになることが出来ました。その中で、今和泉はこれからどんな思いで仕事に臨んでいくのでしょうか。「『ツキアニ。』は主に東名阪でTV放送されましたが、全国的な知名度を獲得できたかというと、まだまだだと思います。私自身、鹿児島県の出身ですが、地元の友人たちには、このコンテンツはまだ知られる存在になっていません。全国的なコンテンツになるように、自分自身ももっとできることを増やしていって、より良いコンテンツプロデュース、プロモーションに貢献できるようになっていきたいと思っています」
今和泉の目標ははっきりと見えてきたようです。「目標は、上司でもあるプロデューサーです。判断の早さと正確さ、周囲のモチベーションを高めるカリスマ性、社内だけでなく社外のスタッフやキャストの皆様からの信頼。現在は足りないところばかりですが、更に経験を積んで、社内外での自身と会社の価値を高めていきたいと思っています」と、ムービックのコンテンツ事業を担っていくことを予感させる言葉が、とても力強く胸に響きました。

コンテンツプロデュース
プロジェクト相関図

アニメ映画グッズ&パンフ制作 プロジェクト相関図